直前期の1ヶ月は、焦りと緊張がいちばん強くなる時期です。
毎日勉強を続けても、やりすぎて頭が回らないことも。
私も同じでした。だからこそ休む勇気も必要だと気づきました。
焦りを「もっと精度を上げよう」という前向きな力に変えて、最後の2週間は過去問50問・4択形式で仕上げていきました。
- 模試の活用方法や復習の仕方に迷っている方
- 直前期の1ヶ月で何をやれば良いか知りたい方
- 焦りをコントロールして本番に間に合わせたい受験生
この記事でわかること
・模試を「弱点発見→改善サイクル」に変えて、ラスト1ヶ月で点を伸ばす具体策
模試で見えた「弱点」と「焦り」をどう扱うか
模試は点数ではなく、「間違いの理由」を見つける場です。
正誤だけで終わらせず、設問文のどこで認識がズレたのか、なぜその選択肢を選んだのかを言葉にする。
この記録が、直前期の勉強の精度を一気に上げます。
模試の復習:3ステップで“次に効く”復習をする
- ① 仕分け:問題用紙に△(迷い)/×(誤答)を明記。
△は知識曖昧、×は理解不足と区別する。 - ② 原因メモ:選択肢ごとに「自分の判断理由」を短文で書く。
例:語尾の例外を見落とし/条文の適用範囲を勘違い。 - ③ 知識の戻り先を特定:テキストのどこに戻るかをページ番号で書く。戻る場所が決まれば復習が速い。
「×の理由」が可視化されると、焦りが漠然とした不安ではなく、次にやるべき作業リストに変わります。
これがメンタルにも効きます。
直前期1ヶ月の勉強スケジュール(実例)
直前期は「毎日やる」を基本にしつつ、オーバーワークの兆候が出たら休む。
休むことで翌日の集中力が戻ります。
模試で安定した点が取れていれば、休養はむしろ得点を押し上げる投資です。
ラスト4週間:週ごとの狙い
| 週 | 狙い | 主なタスク |
|---|---|---|
| 4週前 | 弱点の棚卸し | 模試の×・△の原因メモ作成/テキストへ戻る箇所の特定 |
| 3週前 | 頻出テーマの再構築 | 業法・権利の頻出論点を1問1答で精度上げ |
| 2週前 | 本番形式への切替 | 過去問50問・4択形式で時間配分を仕上げる(1回/日) |
| 最終週 | 整える | 誤答ノートの見直し/新規インプットを増やさない/睡眠最優先 |
体験からの学び:焦りを前向きな力に変える
私は直前期、ほぼ毎日勉強していましたが、やりすぎて集中が切れる日もありました。
そのときは思い切って休み、翌日からの勉強を濃くする。
模試で安定して点が取れていたことを根拠に、焦りを「もっと精度を上げる」エネルギーへ転換できました。
残り2週間は、過去問50問を4択形式で解く練習に集中。
時間配分の感覚をつかみ、読む→判断するのリズムを仕上げる。
焦りがあったからこそ、最後まで手を止めずに走り切れたと感じています。
模試の点を「本番の点」へ変えるチェックリスト
- 設問文の語尾・例外にマーカーを引く(読解の雑さを矯正)
- 誤答の理由を10〜20字で言語化(原因が曖昧なままにしない)
- 翌日に復習、1週間後に再テストで定着を確認
- 時間配分リハーサル(業法:権利=目安 45:55 など自分の型を決める)
まとめ|焦りは敵じゃない。味方にできる
焦りをゼロにする必要はありません。
模試の記録で弱点を具体化し、やることリストに落とす。
休む勇気も戦略の一部にして、最後の2週間は本番形式(50問・4択)、分野別過去問で仕上げる。
この手順なら、焦りは前へ進む力に変わります。
\ コンテンツ準備中 /

コメント